人と比較できるものでもなく、普段人に見られることもないのが女性器ですよね。

20~40代の都内在住、在勤のOL463名のうち、女性器に何らかのコンプレックスを持っていると答えた女性は58%だそう。

女性器に関するコンプレックスは、近年増えているというよりも、表面化したといったほうがいいかと思います。

こうした悩みは、これまでは治療することができなかったため、ひとりで悩み続けていた女性が多いのですが、近年は治療が可能になってきています。

女性器に関する悩みには、どんなものが多いのだろうか。

女性器コンプレックスに多い悩みは、上から順に、ひだ(小陰唇)が大きい、ちつのゆるみ、性交痛です。

一番多いひだの悩みは10~70代と幅広い世代に見られ、ちつのゆるみは出産後、あるいは加齢とともに増えてきます。

また、性交痛には大きく分けて2つの原因がある。

ひとつは、20~30代に見られる処女膜強靭症で、痛くて挿入できな」という症状。

もうひとつは、おもに50代以上の女性に見られる、更年期によるものだ。

ほかに、黒ずみ、ニオイ、毛深いなど、様々なコンプレックスがあるという。

ニオイについては、感染症などにかかっていない限り、ヘアのケアをすればほとんど解決するのですが、日本人は欧米諸国に比べて陰毛ケアに無頓着な傾向があるため、意外と多い悩みとなっています。

女性器コンプレックスによって、実際に困るのはどんなことだろうか。

デリケートな悩みのために、他人に相談しにくいこと。

また、医療機関に相談しても、出産すれば誰でも、命にかかわる病気じゃないんだから、気にしすぎ、などと言われてしまうケースも多いことです。

誰にも理解されず、自分に自信がなくなったり、セックスできなくなったりするケースも実は多いのです。

また、本人はコンプレックスとして認識していなくとも、セックスレスの原因となっている可能性もあるのだとか。

出産直後はホルモンの影響から性欲がなくなったり、会陰切開の傷により、しばらくセックスできなくなったりすることもあります。

しかし、前者は授乳をやめると、後者は出産後2~3カ月経つと、元通りになるのが一般的です。

もし、産後にパートナーとセックスをしたものの、その後、レス状態になっているとしたら、女性の育児疲れもあるかもしれませんが、産後のゆるみなど、女性器の変化によって、知らず知らずのうちにセックスをあまり楽しめなくなっている可能性もあります。

愛する人と交わりたいのに、交われない女性器コンプレックス。

もし誰にも言えない悩みを抱えているとしたら、今は治療により簡単に解決する症状も多いため、一度専門医を受診してみてはどうでしょうか。

他人に見える場所ではなく、重大な病気というわけではないにもかかわらず、多くの女性が抱いているという女性器に関するコンプレックス。

何をきっかけに自分の女性器が他人とちょっと違う、少しおかしい、などと感じるのか。

女性器にコンプレックスを抱くきっかけのひとつには、お風呂で自分の性器を見て、他の人と色や形・大きさが違うことに気づいたというものがあります。

また、パートナー(夫や彼氏など)に言われたという方もいます。

パートナーに言われた言葉としては、アソコが黒い、アソコがゆるい、セックスのときに力、入れて、などなど…。

パートナーの浮気が発覚したときに言われることもあり、ひどく傷つき、別れたケース、それが原因でセックスレスになったケースなどもあるそう。

また、入浴時にお子さんに、ママ、どうしておちんちんがあるの?、ママ、うんちがついてるよ、などと無邪気に言われ、そこで初めて小陰唇のひだが大きいことなどに気づいて、そこから深く悩む方もいます。

ほかに、自転車に乗るとすれる、下着にこすれて痛くなったり、かゆくなったりするなど、日常生活で不快感を抱く人もいるよう。

では、女性器コンプレックスを抱く人が、医療機関を受診したほうが良い目安は、どんなことだろうか。

小陰唇のひだの大きさに関しては、日常生活で不便がなければ、特に手術や治療などの必要はありません。

また、ちつのゆるみに関しては、年齢とともに骨盤底筋やまわりの支持組織が緩んできて、子宮が下がる子宮脱や、ちつの壁が外側に出てきてしまうちつ脱や尿漏れになる可能性がありますので、すぐに受診しなくとも、日常生活のなかで鍛えていったほうが良いかと思います。

骨盤底筋を鍛えるには、ヨガやピラティスなどがオススメだそう。

また、女性器に対する悩みが深刻な場合には、どんなところを受診すればいいのだろうか。

医療機関の選び方は、単純に何科が良いとは残念ながら言い切れません。

産婦人科を受診して、歳のせい、誰でも同じと言われたり、大げさだと笑われたり、ひどいことを言われて泣かされる方も多数いるからです。

女性のデリケートな悩みに真摯に向き合ってくれる医師・クリニックであるかどうかを知る目安として、以下を挙げてみます。

クリニックに直接行く前に、公式サイトにメール相談があれば、まずはメールで相談してみましょう。

その対応によって、医師の考え方がわかります。

他人にはなかなか言えないが、深い悩みとなる女性器のコンプレックス。

まずは、気になる症状をキーワードとしてネットで検索し、メール相談できるクリニックを探してみてどうでしょうか。

カンジダ膣炎は妊娠中にかかりやすなります。

赤く腫れたり、我慢できないほどのかゆみに悩まされたりする方もいます。

デリケートゾーンなので、病院を受診せず自然治癒を待ちたいと思う方や、市販の塗り薬で治療をしようと思っている方もいるかもしれません。

しかし、妊娠中に市販薬を使用することや、炎症を放置することで、胎児への影響はないのでしょうか?

そこで、カンジダ膣炎の原因・症状・赤ちゃんへの影響・市販の塗り薬、治療法などについてご紹介します。

カンジダ膣炎とは、免疫力が低下した時などにカンジダ真菌が性器に増殖して、かゆみや腫れを引き起こした状態を言います。

真菌とはカビの仲間で、カンジダ真菌は口や皮膚にある常在菌のひとつなので、誰もが持っているものです。

常在菌は人間の体に200種類以上あるもので、普段は何も影響がありません。

それが、体力が落ちたり、ストレスで抵抗力が落ちてしまったりして、カンジダ真菌が炎症を起こし、カンジダ膣炎を発症するのです。

妊娠することで、ホルモンバランスが崩れることでかかりやすくなると言われています。

普段の膣内は酸性に保たれているため、体に不要な雑菌などは繁殖せず死滅したりします。

それが、カンジダ真菌の酵素やさまざまに変形する菌糸のせいで、ホルモン異常を起こしたり免疫機能を低下させたりします。

その結果、ホルモンバランスが崩れ、膣内がアルカリ性に近づきカンジダ真菌が増殖しやすくなるのです。

妊娠中はつわりやストレスなどで体が弱っているので、妊娠していない時に比べて発症しやすくなるのです。

カンジダ膣炎になると、おりものが変化し外陰部や膣内にかゆみがでてきます。

カンジダ膣炎の初期症状は、主におりものの異常です。

その変化によってカンジダ膣炎に気づく人が多いといわれています。

代表的なおりものの変化は、
・分泌量が増加する
・ヨーグルトのようにどろっとした状態になる
・酒粕やカッテージチーズのようなポロポロした状態になる
などがあります。

色は、白色や黄緑色と特徴的です。

においが生臭くなることもあるため、においとおりものの変化に気を配る必要があります。

基本的には我慢できないほどのかゆみが出ることが多く、かゆみによりカンジダ膣炎に気づきます。

また、腫れると熱をもったりするのも厄介な点です。

デリケートゾーンのため、かいてしまうと余計に炎症がひどくなってきます。

炎症の場所によっては、排尿時に痛みがでたり、ヒリヒリとしみたりということもあります。

病院でのカンジダ膣炎の検査は、尿検査と長い綿棒のようなもので膣内の分泌物を取って培養検査をおこないます。

検査を自宅でできるキットも出回っていますが、検査結果が届くまでに時間がかかります。

万が一感染していた場合に治療が遅れてしまうので、妊婦さんにはおすすめできません。

妊婦検診でも分泌物検査が定期的に実施されますが、何か不安があれば医師に相談してください。

カンジダ膣炎は体力が落ちた場合に発症するものなので、初期の段階で症状が軽い場合は自然治癒する可能性はあります。

しかし、妊娠中はホルモンバランスが崩れているのでなかな思うようになりません。

妊娠中は症状が悪化して治療が長引いてしまうこともあるので、自己判断せず医師に相談しましょう。

十分な睡眠、適度な運動、栄養バランスのよい食事、ストレスをためずリラックスできるよう、規則正しく過ごせるといいですね。

病院での治療は、まず膣内を洗浄し、その後カンジダ真菌の増殖を抑える抗真菌薬を膣内に入れます。

膣内に入れる薬は1週間効き目があるものと、毎日1個ずつ入れるものとがあります。

外陰部のかゆみには抗真菌薬の塗り薬を使います。

症状が少し改善したからと言って、自己判断で薬をやめるのではなく、医師の指示にきちんと従いましょう。

カンジダ膣炎は再発する可能性が高いので、しっかりと治すことが大切です。

カンジダ膣炎の治療で市販の薬も数多く販売されていますが、ステロイドが入っていたり、妊娠中は使用できないものもあったりするので、必ず産婦人科医に相談してください。

相談するのが恥ずかしいからといって、自己判断で市販の薬を使用することはやめましょう。

常在菌であり、体調の変化によって増殖する可能性があるカンジダ膣炎は、再発する可能性も高いです。

特に、妊婦さんの場合は、おりものが増えたりホルモンバランスが崩れたり、つわりなどで食生活が乱れたりと、体調を崩しやすくなります。

また、体温も高くなり汗をかきやすくなるので、どうしても下着がむれたりしますので、通気性のよい下着を着用するなどを心がけるといいですね。

カンジダ膣炎になったかなと思った場合、何科を受診したらよいか迷われる方がいるかもしれません。

妊婦さんの場合はかかりつけの産婦人科を受診することをおすすめします。

病院での検査や治療は保険の適用となります。

病院によって異なりますが、保険適用でだいたい3,000円ほどで検査や治療を受けることができます。

妊娠期における感染では、赤ちゃんへの影響はありません。

しかし、影響がないからといって放置していてはいけません。

放置していたために、症状が悪化して治療が長期間になってしまい、気づけば出産間際、という可能性もあるからです。

誰にでも発症しやすく、治ったかなと思っていた頃に再発するというようなことが起きてしまうので、自己判断せず早めに受診してください。

それが妊婦さんにとっても赤ちゃんにとっても最良の選択となります。

出産時にカンジダ膣炎が治っていない場合、赤ちゃんへの影響がでてきます。

カンジダ真菌が膣内にあるため、出産時に赤ちゃんがカンジダ真菌に感染する可能性があります。

カンジダ真菌に感染してしまうと、鵞口瘡(がこうそう)や皮膚炎を発症します。

鵞口瘡とは、赤ちゃんの口の中でカンジダ真菌が増殖して白いカビが繁殖することを言います。

また、皮膚炎では赤ちゃんの腸内にカンジダ真菌が入ってしまい、おむつかぶれを繰り返してしまうというようなことが起こります。

カンジダ膣炎を予防する方法は、できるだけ外陰部を清潔に保つことです。

しかし、洗いすぎもよくありません。

洗いすぎることで、自浄作用が働かなくなりカンジダ真菌が増殖する可能性があるからです。

そのため、不衛生にならないように通気性のよい下着を使用したり、おりものシートをこまめに交換したり、汗をかいたり汚れたりした場合は下着を替えたり、といったこ戸を心がけましょう。

また、免疫力が低下することも原因となるので、規則正しい生活を心がけ、できるだけ睡眠をとるようにしてください。

カンジダ膣炎は誰でも発症しやすく、特に妊娠中は発症の可能性が高くなります。

妊娠したからといってやらなければならないことが減るわけでもありませんし、つわりの時期はなかなか思うように食べられないかもしれません。

でも、できるだけゆったり過ごせるといいですね。

規則正しい生活やバランスのよい食事で免疫力が高まり、発症の可能性が低くなります。

早期に発見し治療することで、不快なかゆみからも解放されますし、赤ちゃんへの影響も防ぐことができます。

どんなに気をつけていても発症する場合があるので、その場合は恥ずかしがらずに医師に相談してくださいね。